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Channel: アドレスV100の整備記録
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世界遺産「田島弥平旧宅」

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平成26年07月06日 世界遺産の「田島弥平旧宅」に行きました。
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明治初期に大きな影響力を持った養蚕業の経営者である田島弥平の民家です。
養蚕を農家で実現した「近代養蚕農家の原型」なっている。
その旧宅は、国の史跡に指定され、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産として世界遺産に登録されています。
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単に育成法を確立しただけでなく、それに適した蚕室構造も確立し、著書などを通じてその普及にも寄与している。
そうした近代養蚕業への貢献に対し、緑綬褒章が授与されている。
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主屋は1863年に上棟され、棟札が残っている。
主屋は瓦葺きの総2階建てである。
その屋根には「総ヤグラ」と呼ばれる形式の風通し口が設けられているが、総ヤグラを採用したのは、この旧宅主屋が最初であったという。
イメージ 9 桑場(桑の葉の貯蔵場所)や、主屋と同じ時期に建てられたが、1885年に再建された種蔵なども残る。
イメージ 10 主屋に先立って改築された納屋をもとにした蚕室は、かつて「香月楼」と呼ばれたようだが、これも現在では基壇が残るのみです。
イメージ 11 世界遺産推薦書では、高山社跡、荒船風穴と共通する優良品種の開発・普及のほか、「近代養蚕農家の原型」といえる蚕室構造を残していること、田島弥平が「清涼育」の開発を含め、明治初期の養蚕業では主導的役割を果たしたこと、直接販売による海外交流を行なったことなどを理由として、構成資産に含まれている。

群馬県の世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」を訪ねるツーリングを終えて、建物自体は当初の姿を残し続けることが建築の仕事をしている小生にとって喜ばしいことでした。

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