Quantcast
Channel: アドレスV100の整備記録
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1669

逗子海岸の思い出

$
0
0
平成26年04月27日 今週は検査入院で有給休暇を取得した。
体力低下が気になっていた。休暇の最終日は三浦半島一周ロードワークに出かけた。
横浜市金沢区の自宅を出発し、六浦・池子を通り、逗子海岸を目指しました。

イメージ 3

逗子海岸の思い出 逗子海岸に立つ分譲マンション 
イメージ 1 入社直後に担当した現場です。
お客様である管理組合は改修工事計画に熱心であった。
入社したばかり小生は、それまでに体得した提案方法を駆使した思い出があります。
管理組合の熱心さが小生の業務に大きくのしかかった。
実は、ほとんどが採用されなかった。
しかし、苦労のかい在ってか、お客様は裏切らず工事は弊社のみに発注してくれた。
管理組合から信頼を勝ち得た場合、 建築士は建物の主治医と言われる様になります。 
普通の医者なら健康に戻すだけですが、小生は外観のデザインも変えていったので、美容整形かな?
イメージ 2 逗子海岸に面する分譲マンション
プレキャスト鉄筋コンクリート造も改修工事です。
本現場は、小生が入社して初めて計画すべてを一人で受注した案件です。
中途で入社した小生にとって、早期に大型工事を自力で受注することを義務として課していた。
自分の給料は、自分で稼ぐ。一年以内に結果を出すことが小生のプライドであった。
分譲マンションの発注プロセスは管理組合の総会にて施工会社決定の決議をいただくことが必要です。
しかし、弊社に特命発注の決議は総会を二回開くことで決定した。
思えば受注に焦る気持ちが、総会資料を雑にさせていた。
以後の業務では、工事業者としての提案だけでは総会の可決は得られない。
管理組合(発注者)が総会で質問されても回答ができる準備が必要です。

工事の特徴は外観の色彩を変更しました。 
海辺の建物で鉄製部材が錆びやすい。玄関扉を全戸交換しました。
玄関扉交換の場合はカバー工法が一般的になっていますが、当時は実施例が少なかった。メーカーの計画図では玄関扉が極端に小さくなるものでした。
カバー工法の無駄な部分を無くしていき、 玄関扉を少しでも大きくする検討を行っていきました。今で言う持ち出し工法になっていった。
管理組合はこの検討は分からないようであった。

ほかに苦労した工事は外構工事で歩道を駐車場の車道の高さに下げる工事でした。
自家用車の大型化があり、歩道が高いため車庫入れに苦労をしていた。
長い車道は水溜りが出来安く、歩道は一段高いことで水勾配を作っていた。
歩道の地下に雨水排水管を埋設し、水溜りが出来そうな場所に収水枡を計画しました。

若き技術者には計画の検討プロセスで最善を尽くしているか。
技術の苦労はすべてお客様に理解していただけるものではないが、知識・経験は自分の財産になり、以後の計画に生かされます。
引き続き、湘南国道134号線を葉山海岸に南下していきました。つづく

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1669

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>