平成28年5月15日 伊勢佐木町商店街を散策した。
不二家
設計 アントニン・レーモンド(USA)
竣工 昭和12年
老舗洋菓子メーカーの店舗
不二家は明治43年に横浜元町に洋菓子店を開業。
その後、アメリカに洋菓子の視察へ赴い帰国後の大正11年に新規開店したのが、この伊勢佐木町店だった。
また同店で売り出されたシュークリームは横浜の名物として親しまれたという。
レーモンドと言えば大正中期に東京帝国ホテルの建設のため、フランク・ロイド・ライトの助手として来日。
その後も日本に留まり戦前・戦後と数多くの設計作品をここ日本に残している。
また以前にも紹介したが、レーモンド設計の諸作品は当時最先端のモダニズムなデザインで、日本の建築界に多大な影響を与えることになったのである。
不二家は、当時最新の技術だったカーテンウォールを採用するなど、モダニズムの粋を集めたようなシャープなデザインがとても印象的に出来ている。
また竣工当初はこのカーテンウォールが道路側のみならず、側面に設けられるなどかなり明るい感じの作りだった。
そしてこの建物の最大の見所と言えば、建物左側に貼られた階段室のガラスブロック。
現存・非現存を問わず戦前築の建物で、これほどガラスブロックを大胆に用いた作品は珍しい。
また屋上に張り出した庇なども竣工時のまま残されているなど、維持が難いモダニズム建築の割には、多くの箇所に竣工時の姿が保たれているのもこの建物の凄さと言えるだろう。
不二家
設計 アントニン・レーモンド(USA)
竣工 昭和12年
老舗洋菓子メーカーの店舗
不二家は明治43年に横浜元町に洋菓子店を開業。
その後、アメリカに洋菓子の視察へ赴い帰国後の大正11年に新規開店したのが、この伊勢佐木町店だった。
また同店で売り出されたシュークリームは横浜の名物として親しまれたという。
レーモンドと言えば大正中期に東京帝国ホテルの建設のため、フランク・ロイド・ライトの助手として来日。
その後も日本に留まり戦前・戦後と数多くの設計作品をここ日本に残している。
また以前にも紹介したが、レーモンド設計の諸作品は当時最先端のモダニズムなデザインで、日本の建築界に多大な影響を与えることになったのである。
不二家は、当時最新の技術だったカーテンウォールを採用するなど、モダニズムの粋を集めたようなシャープなデザインがとても印象的に出来ている。
また竣工当初はこのカーテンウォールが道路側のみならず、側面に設けられるなどかなり明るい感じの作りだった。
そしてこの建物の最大の見所と言えば、建物左側に貼られた階段室のガラスブロック。
現存・非現存を問わず戦前築の建物で、これほどガラスブロックを大胆に用いた作品は珍しい。
また屋上に張り出した庇なども竣工時のまま残されているなど、維持が難いモダニズム建築の割には、多くの箇所に竣工時の姿が保たれているのもこの建物の凄さと言えるだろう。