平成26年08月02日
アドレスV100の点検をしました。
午前8時30分 ギアBOXを開けて、駆動系の状態を確認しました。
V100の変速機の二次側で、クラッチ(写真の上側)は3枚の羽で構成されており、発信時にエンジンの回転をあげると遠心力で 羽が開き、クラッチアウターにミートし、後輪に動力を伝達する。
クラッチシューは残存しており、1万Kmは使えそうだ。3枚とも均等に磨耗している。
トルクカム(写真の下側)の状態も変形やグリース漏れはない。
変速機のプライマリーは異常あり。
クランクシャフトに直結するプーリーは自動変速するトルクコンバーターです。
台湾製ですが新品に交換したばかりの部品でした。
Vベルトがプーリーに触れる部分が鏡面のように磨かれた外周部分だけに成っている。
原因はプーリーボスが短い不良品を購入したようです。
プーリーボスが短いことによりプーリーとムーバブルフェイスとの間隔がアイドリング時に狭くなっており、発信時に2速発信したようになっていた。
信号待ちから、ロケットスタートが出来ないバイクはバイクではない。
古い部品ですが、長めのプーリーボスに戻しました。
ケブラーに解れがありました。
ほつれが進むと、クランクシャフトや後輪軸に巻きつき、Vベルトが粉々に切れます。
前兆もなく、路上で立ち往生になる。
Vベルトは2000Kmで交換しています。
頻繁に交換するので、消費税の増税の為、10本を纏め買いをしてます。
今回の点検では不良箇所を発見でき、点検のタイミングは絶妙でした。
メデタシでした。