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Channel: アドレスV100の整備記録
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聖パウロ教会

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平成26年07月06日 早朝の長野県 軽井沢を走った。
旧軽井沢銀座通りからチャーチストリートを通り抜けた「水車の道」を通る。
イメージ 1 聖パウロ教会
設計 アントニン・レイモンド (チェコスロバキア)
竣工 1935年
建築家アントニン・レイモンドは、帝国ホテル建設の際に来日している。
その後日本に留まり、モダニズム建築の作品を多く残す。
日本人建築家に大きな影響を与えた。
横浜では、不二家・エリスマン邸・ライジングサン石油会社ビル・マースクライン支配人住宅を見に行きました。
東京では、上智大学・東京女子大学・聖路加国際病院・ロシア大使館・トレッドソン邸・聖アルバン教会・国際基督教大学・イラン大使館

しかし、第二次大戦時アメリカの対日戦争協力者でもあった。
第2次世界大戦の際、アメリカ軍は焼夷弾の効果を検証する実験のため、東京下町の木造家屋の続く街並みを再現した。
この際、日本家屋の設計をしたのはレーモンドであった。
この実験は東京大空襲・原爆投下に生かされた。
ナチス・ドイツの母国チェコへの侵攻と同盟国日本の軍国主義化に対する鬱憤のためで、日本への愛情と戦争の早期終結への願いという矛盾に対する苦渋の心境が手記として残されている。
戦争に翻弄された人生で、母国が消滅し、日本に生きる場所を見つけたが、大量殺戮に協力してしまったことは、残念である。

「聖パウロ教会」はレイモンドが軽井沢に残した名建築のなかの代表作です。
小説「木の十字架」や遠藤周作の作品にも登場する。
教会の三角形の急勾配な屋根と鐘楼が絶妙にバランスし、教会の美しさを一層引き出している。
三角形の屋根のガラス窓枠には白い十字架をデザインしている。

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