平成26年07月05日 世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産「荒船風穴」に行きました。
荒船・東谷風穴蚕種貯蔵所跡は国指定の史跡です。
明治時代後期から大正時代にかけては、全国的に風穴を蚕の卵の貯蔵に利用することが行われていた。
荒船風穴は最大規模の蚕種貯蔵施設であった。
復路は下り坂になりますので、 神津牧場 ~風穴区間徒歩で25分程時間がかかりました。
雨の中、傘をさしての急な坂道です。
世界遺産ですが、運動靴や動きやすい服装が必要です。
江戸時代まで蚕の飼育は気候に合わせた年内1蚕(春蚕中心)しかできませんでしたが、年間を通して涼しく、温度変化の少ない山間の風穴を利用することによって、人工的に蚕種を保存する技術が進み、明治半ば以降には年内2蚕、年内3蚕と増えていきました。
また、夏秋蚕は農家にとって農閑期にあたり、飼育に都合がよく急速に普及することとなりました。 明治期後半の蚕の増産は、風穴の利用によってもたらされたものでした。
びしょぬれになった。
まだ午後3時半ですが、軽井沢の保養所に向かうことにします。つづく