平成30年02月15日 早朝の東京都心を歩きました。
愛宕グリーンヒルズ
設計 シーザー・ペリ・アンド・アソシエーツ
竣工 2001年
愛宕山は、江戸時代から眺望と信仰、桜の名所として都民に親しまれてきた。
しかし、近年来の細分化された無秩序な開発により、中小ビル群に取り囲まれ市民から隔たった存在となっていた。
工事着工前の段階で既存樹から採取した実生苗の育成状況で、枯損のリスクと費用のかかる大径木の移植を極力おさえ、その分、若い後継樹を新たな植栽地で健やかに育つよう考えられた。
愛宕山の約40度の斜面に築造された公園園路が、緑を保全する必要性から地形を改変しない工法の選択をせまられ、深礎工法による橋梁形式の園路が提案され採用となっている。
住宅棟フォレストタワーの最上階にはジムやプールなどを備えたグリーンヒルズスパ、近接する東京慈恵会医科大学と提携した居住者のための24時間体勢の医療サービスがある。
東京タワーに一番近で、東京で最高の夜景を一望できる成功者のマンションである。