山手234番館

平成28年5月4日 山手234番館を訪れた。

山手234番館は関東大震災で被災した外国人用の避難住宅です。

小生は阪神淡路大震災と東日本大震災の2つの大災害から復旧工事を担当した。
仙台から横浜へ帰郷した際も本館を訪れていた。

山手234番館は、公営ではなく民間の事業です。
昨今の震災復旧でも義援金による被災地の援助が集まっておりますが、さきがけと言っていい。

竣工 1927年
第二次世界大戦後の占領軍による接収を経て、1980年ごろまで外国人向けアパートメントとして使用されております。
1999年には横浜市認定歴史的建造物に選定されている。

地上2階建の木造建築で、中央の玄関を挟んで左右対称の間取り。
2階も同様で、合わせて3LDKの同一形式4戸からなる集合住宅であった。
寄棟造の屋根はセメント瓦で葺かれている。
通りに面した側に居間兼食堂、その奥に台所、さらにその奥に3つの個室がある。