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Channel: アドレスV100の整備記録
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横浜市イギリス館 戦争に翻弄された建築

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平成28年5月4日 港の見える丘公園内にある横浜市美術館に立ち寄った。

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竣工 1937年
イギリス軍駐屯地の跡にイギリス総領事公邸として完成した。

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設イギリス政府工務局上海事務所
東アジアにおけるイギリスの在外公館の営繕を所管しており、1931年に日本大通に開設されたイギリス総領事館(現 横浜開港記念館旧館)や東京の駐日英国大使館、山口県の旧下関英国領事館、北海道の函館市旧イギリス領事館なども設計している。

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この総領事公邸が完成した1937年に日中戦争が勃発。
1941年12月に大日本帝国はイギリスとアメリカに宣戦布告する。
両国の大使館員は日本軍の捕虜となった。

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理領事らはそのまま終戦を迎えた。

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港の見える丘公園の施設として「横浜市イギリス館」の名称でホールや会議室が整備された。

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1階は書斎や応接室・食堂・サンルームとして使われていたが、現在は応接室・食堂・サンルームをホールとして一体的に利用されている。

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1階西側に半円形に張り出したサンルームの上部はバルコニーになっている。

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1990年には、横浜市指定有形文化財に登録されている。

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2002年からは、2階の展示室と復元された寝室を一般公開している。

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2階は3部屋の寝室や浴室として使われていた。

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寝室のうち領事夫妻が使用していた1室は当時の様子に復元され、残る2室は資料の展示スペース、会議室にそれぞれ転用されている。

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入館は無料で、第4水曜日休館です。

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