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Channel: アドレスV100の整備記録
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レギュレーター交換

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平成27年11月3日 V100の修理をしました。
故障の症状は、セルは回るがエンジンがスタートしない。
キックスーターでエンジンがかかるが、ウィンカーは点滅しない。
スパークプラグに電力が送られているが、バッテリーには電力が送られていない。

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エンジンがかかっいる状態でバッテリーの電圧を測定してみました。
ゼロVでした。

イメージ 2

今回のケースでは、ヒューズ切れが考えられるが、切れていなかった。
ヒューズの前後で出ん電圧を測定すると非常に少ない電力である。
キックでエンジンがかかるので、ステーターコイル・CDIは問題ば無いはず。
レギュレーターが原因であると確信しました。

イメージ 3

V100のレギュレーター

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テスターで導通を確認するが、断線しているようだ。

イメージ 5

発電元のオルタネーターからレギューターに向かうコネクターで電圧を測定しました。
正常に12.3Vを示しています。
従って、オルタネーターは問題はなく、レギュレーターがこしょうしている。

イメージ 6

レギュレーターの働きは、エンジンの回転で発電するオルタネーターは交流式の発電設備で、直流のバッテリーに電源を供給するには電力を交流から直量に変換するブリッジと呼ばれる半導体を4つ使った電子回路を搭載している。
また、エンジンの回転数でバッテリーに供給する電圧が異常高圧に成らないよう余剰電圧を熱に変換しヒートシンクで放熱処分するコンデンサーを搭載している。
経年劣化によりコンデンサーがダメになり、放熱できなくなり、AC・DC変換回路が焼き切れてしまう。

イメージ 7

倉庫を確認するHONDA用のレギュレーターを発見。
ハーネスを自作しV100に搭載。
修理作業中にバッテリーをチャージで充電しておき、セルでエンジンを回してみました。

イメージ 8

無事にエンジンが始動できました。テールのポジションランプの点灯を確認しました。

イメージ 9

最後に、バッテリーへの供給電圧を測定。
正常値を確認しまし、修理は完了しました。

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